基盤研究(A)

研究題目

多分野複合の視角から見た日本仏教の国際的研究

研究目的

 日本仏教は、仏教学、歴史学、思想史学をはじめ、文学、美術、建築等、多く
の分野に関わりを持ち、人文学の中でも豊かな研究蓄積がある領域であると思わ
れます。しかし近年、とくに研究の細分化が進み、異分野の研究者同士で成果を共
有できず、全体像を描くことも困難になってきています。
 研究を新たな段階に進めるためには、個別の課題に取り組むだけでなく、さま
ざまな分野の成果を総合化する努力が、学界として必要です。本研究は、その
先駆けとして、教学と歴史学の専門家を中心に、広い分野の研究者との共同研究
を進め、概説書刊行を企画します。さらに海外の研究者にも参加を呼びかけ知識を
共有し、日本の豊かな研究成果を積極的に海外へ発信するとともに、海外研究者
の最新の研究を国内に紹介し、バランスのとれた学問的交流の達成を目指します。

研究計画

 上記の目的を果たすために、主に三つの活動を行います。
 第一に、研究代表者と分担者の間で年3回のペースで研究会を開き、国内外の
研究状況を分析し、研究集会の報告者や書評の対象を選定します。
 第二に、国内外で研究集会を開催し、報告やパネルセッションを通じて、本研
究の目的である、研究の視点と成果の共有を図ります。またその際に、ベテランや中
堅の研究者だけでなく、国内外の若手研究者を積極的に登用します。
 第三に、上記の活動を基盤として、国際シンポジウムの開催と概説書の刊行を
目指します。

お問い合わせ先

早稲田大学文学学術院 大久保(良)研究室

〒162-8644
東京都新宿区戸山1-24-1

03-5286-3688

サイト内検索

基盤研究(A) 多分野複合の視角から見た日本仏教の国際的研究

無料でホームページを作成しようWebnode